※事業内容はインタビュー掲載当時のものです。最新の情報は企業情報詳細ページまたはPRシートからご覧ください。
―御社の事業内容をお聞かせください。
当社は今年で70周年を迎えました。百年企業を目指しており、伏見稲荷大社の千本鳥居をイメージした「百年企業祈願鳥居」を建てて祈願しております。
当社の事業は大きく分けて、素材の分野と産業機器の分野と2通りあります。元々は素材の分野からスタートして、昭和50年代から電着ドラムに代表される産業機器製品に取り組んでまいりました。配管パイプ、ステンレスフラットバーなどが素材分野で、私どもは建材部門と呼んでいます。産業機器では電着ドラムが主力で、電解銅箔製造装置に使われます。
―主力商品についてご説明いただけますか。
電着ドラムは電解銅箔を製造するための装置に使われます。銅はプラスイオンですので、電着ドラムをマイナス極に帯電させると表面に付着します。その銅を連続的に剥ぎ取ることで銅箔になります。1962年より製造を始め、1972年からは世界に先駆けてチタン製ドラムを開発し、既に45年以上がたちました。
チタン製ドラムの実績は新作、捲き直しを合わせて3000基を超えており、日本国内でのシェアは100%、全世界の約70%のシェアを誇っています。歴史、実績、技術力とも世界一のドラムメーカーで、ユーザーより高い評価を頂いております。
―電解銅箔は主に何に使われますか。
銅箔の用途としては、プリント基板やリチウム電池があります。リチウム電池はスマートフォンや電気自動車に使用されますので、おかげさまでたくさんの受注をいただいて生産が追いつかない状態です。
―ほかにどんな商品がございますか。
ほかにも半導体製造工場、各種プラント等に使われる高圧チャンバー、蒸留搭、燃焼筒、タンク、チタン高圧配管など、素材も形状も大きさも機能もまるで違う産業機器製品を作っております。