厚生労働省 ユースエール認定制度のご紹介

就職活動中の皆様へ

よくあるご質問

若者の採用、育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが一定以上の基準を満たした優良な中小企業(常時雇用する労働者が300人以下)を、若者雇用促進法に基づき厚生労働大臣が認定した企業のことだよ。

【例】

  • 新規学校卒業者など若者対象の正社員を募集している企業。
  • 若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業。
  • 若者雇用促進法に基づく12の認定基準を、すべて満たしている企業。
ユースエール認定企業って何ですか?

2023年10月末現在、1,110社のさまざまな業種の企業がユースエール認定企業として認められているよ。

日本全国にユースエール企業って何社あるの?

ユースエール認定企業は、「新卒採用者が入社後3年以内に離職した割合が20%以下(採用が3人か4人の場合は1人)である。」ということ!

厚生労働省の統計によると・・・
新卒採用者のうち、中学校卒業者は52.9%、高等学校卒業者は37.0%、大学卒業者は32.3%も入社後3年以内に離職しているよ。
これを見れば、離職率が20%以下のユースエール認定企業は、定着率の高い企業であると言えるし、定着率が良い企業だと、先輩や同僚とも仲良く、長く働ける企業というイメージで、安心できるね。

※出典:「厚生労働省職業安定局集計」

学生にとって、ユースエール認定企業は、どこがすごいのですか?

ユースエール認定企業は残業が少ないのが特徴だよ。

認定基準の「前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないこと。」を満たしているよ。
例えば 始業時間が9時00分 終業時間が17時30分 昼休憩が1時間の場合、所定労働時間は7時間30分。これを超えた(所定外)労働時間、つまり残業時間が、20時間以下ということ。
完全週休二日制の企業であれば、ひと月の勤務日数は21~22日程度だから、月平均所定外労働時間が20時間以下ということは、1日当たり1時間も残業をしていないということになるよ。
要するに、残業時間がとっても少ない企業といえるね。

残業の基準はどうなっているのですか?

すごいところに気がついたね。でも大丈夫!!そのために、認定基準の後半の「月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないこと。」が定められてるよ。残業の少ない企業だと「ワーク・ライフバランス」も良いので仕事とは別の活動もできそうだし、生活も充実しそうだね。

でも、平均なんですよね・・・もしかしたら、ほとんどの人が残業なくて、ひとりだけめちゃくちゃ残業が多かったら・・・そのひとりになったら嫌だなぁ

ワーク・ライフバランスの要素の一つ「有給休暇の取得率」も良い企業だよ。
認定基準は「前事業年度の正社員の有給休暇の年間付与日数に対する取得率が平均70%以上又は年間取得日数が平均10日以上」となっているよ。

「ワーク・ライフバランス」に重要な有給休暇はどのくらいとれるの?

育児休業の取りやすい企業ということもいえるね。
認定基準では「直近3事業年度で、男性労働者の育児休業等取得者が1人以上又は女性労働者の育児休業等取得率が75%以上」となっているよ。
社員に該当者がいない場合でも、就業規則で規定がある企業のことだよ。

育児休業ってとりやすいの?

その心配がないのが「ユースエール認定企業」だよ。
厳しい審査をクリアして認定された企業だけど、毎年その状況を維持しているかを、各都道府県労働局に報告する義務があるんだ。
そこで、認定基準に満たなかった場合は、認定を取り消されることだってあるので、そうならないようにユースエール認定企業は厳しい基準をクリアし続けるために頑張っているよ。

一度認定されただけだと、その後状況が変わることだってありますよね。入社後も大丈夫なの?

ユースエールに認定されるには「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していることが条件だから、新入社員の教育に関しては、計画的に行っている企業といえるね。
また、研修内容、メンター制度の有無、自己啓発支援・キャリアコンサルティング制度・社内検定の制度の有無とその内容なども公表しているよ。

入社後の新入社員のサポート体制ってどんな感じ?
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