認定制度とは

若者雇用促進法に基づくユースエール認定制度や、次世代育成支援対策推進法に基づくくるみん認定制度、女性活躍推進法に基づくえるぼし認定制度等、厚生労働大臣による各認定制度について説明しています。企業検索で認定を取得している企業に絞った検索をすることも可能ですので、「所定外労働時間の少ない企業は?」「育休が実際に取得しやすい企業は?」など、各認定制度等の理解を深めていただいたうえで、就職活動を行う際の参考としてください。

認定企業に入社するメリット

認定を受けた企業は、それぞれの制度で定められた基準をクリアしています。「ワークライフバランスを大切にしたい」「女性が能力発揮・活躍したい」「子育てしやすい環境が良い」といった希望がある方におすすめの職場です。

  • 早期離職を抑えた企業や
    休暇の取りやすい企業

    ユースエール認定制度では「直近三事業年度の新卒者などの離職率が20%以下」や「前事業年度の正社員の有給休暇の年平均の取得日数が年10日以上または、年平均取得率70%以上」といった内容となっています。

  • 女性活躍推進に関して
    優れた取り組みを行っている企業

    えるぼし認定制度では、女性の採用、管理職比率や男女労働者の労働時間などが認定基準となっています。企業の達成度合いによって1段階目から3段階目があり、さらに、えるぼし認定を受けた企業のうち特に優良な企業を認定する「プラチナえるぼし」認定があります。

  • 企業が子育てをサポート

    くるみん認定基準には、「企業が仕事と子育ての両立等に関する目標を定めた行動計画を策定し、期間内にその目標を達成していること」や「男女の育児休業等の取得割合が一定数以上であること」などがあり、企業が労働者の仕事と子育ての両立を図るために計画を定めて確実に実行していること、労働者の仕事と子育ての両立実績があることが確認できる基準です。

各認定制度について

ユースエール認定制度

若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を若者雇用促進法に基づき厚生労働大臣が「ユースエール認定企業」として認定しています。
認定した企業に対して情報発信を後押しすることなどによって、企業が求める人材の円滑な採用を支援し、求職中の若者とのマッチング向上を図ります。

プラチナくるみん認定制度

くるみん認定を受けた企業のうち、より高い水準の取組を行った企業が、一定の要件を満たした場合は、優良な「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の特例認定(プラチナくるみん認定)を受けることができます。
令和4年4月からは、男性育児休業取得率の基準が引き上げられるなど認定基準が改正されるとともに、不妊治療と仕事との両立に取り組む企業を認定する「プラチナくるみんプラス」制度も新設されました。

くるみん認定制度

次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成するなど10項目の基準を満たした企業は、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
令和4年4月からは、男性育児休業取得率の基準が引き上げられるなど認定基準が改正されるとともに、不妊治療と仕事との両立に取り組む企業を認定する「くるみんプラス」制度なども新設されました。

プラチナえるぼし認定制度

えるぼし認定を受けた事業主のうち、一般事業主行動計画の目標達成や女性の活躍推進に関する取組の実施状況が特に優良である等の一定の要件を満たした場合に都道府県労働局への申請により厚生労働大臣の認定(プラチナえるぼし認定)を受けることができます。

えるぼし認定制度

一般事業主行動計画の策定・届出を行った事業主のうち、女性活躍推進に関する取組の実施状況が優良な事業主は、都道府県労働局への申請により厚生労働大臣の認定を受けることができます。評価項目を満たす項目数に応じて認定は3段階あります。

もにす認定制度

障害者の雇用に関する取組の実施状況などが優良な中小事業主は、障害者雇用促進法に基づき厚生労働大臣の認定(もにす認定)を受けることができます。
企業と障害者が明るい未来や社会の実現に向けて「ともにすすむ」という思いから、愛称を「もにす」と名付けました。
もにす認定を受けた事業主は、地域における障害者雇用のロールモデルとして社会的認知度を高めることができます。

その他の認定制度(自治体の認定制度)

各自治体においても、若者の採用・育成やワーク・ライフ・バランス等の取組みに優れた企業に対して認定・表彰する制度があります。
制度内容や認定要件は、自治体ごとに異なります。

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