2021年入社の佐々木淳さん
━入社を希望した理由を教えてください。
千葉愛結実さん(以下、千葉さん):高校2年生のときに参加した企業説明会がきっかけです。林業には木を伐採するイメージしかなかったんですが、木を植え、育てることも仕事だと知り驚きました。地元の宮城県栗原市では、放置されている山やソーラーパネルも増え、今まで当たり前に見ていた景色が変わりつつあります。故郷の山々を守ることに貢献したいと思い、入社を希望しました。
佐々木淳さん(以下、佐々木さん):私の地元も栗原市です。小さい頃から山が近くにあり、多くの人が山で仕事をする姿を目にしていたので、林業は身近な存在でした。また、デスクワークよりも体を使った仕事がいいなという気持ちもあり、入社を希望しました。
2024年入社の千葉愛結実さん
━入社してから現在までの仕事内容を教えてください。
千葉さん:計画書や完了届といった書類の作成と、現場の調査・管理をしています。今は先輩と一緒に現場に入り、山の境界や現場ごとの特徴について教わっています。
佐々木さん:午前8時から山での仕事が始まります。今は私を含め6人のチームで、木を伐採しています。伐採した木は「ハーベスタ」という機械で長さを測ったり長さをそろえたりした後、トラックの積み込み場まで運んでいます。
━どんなときに仕事のやりがいを感じますか。
千葉さん:木を植えたあとに、雑草を刈る「下刈り」という作業があります。これが終わると木がすっきりして喜んでいるように見えて。この仕事をしていてよかったなと思います。
佐々木さん:木を倒した瞬間に、スーっと空からの光が森に届くことがあるんです。きれいですし、山と共に生きているという感じがしますね。
━働いてみてわかった「栗駒高原森林組合のいいところ」を教えてください。
千葉さん:堅苦しさのない、アットホームな雰囲気です。もちろん、仕事の中では厳しいときもありますが、いつも明るく話しかけてくれる方ばかり。山の仕事だけでなく、コケの栽培など新しいチャレンジもしていて、みんなでアイデアを出し合うのも楽しいです。
佐々木さん:現場の仕事で体を動かせるのがうれしいです。残業がなく、午後5時には仕事が終わるので、バドミントンの社会人チームに入って練習や指導に励んでいます。職場は面倒見のいい先輩が多く、家族といるときのように安心した気持ちで働けています。
━最後に、組合で働きたいと考えている人へのメッセージをお願いします。
千葉さん:林業は体を動かすイメージがあるかもしれませんが、木を伐採する現場をサポートする仕事もあります。デスクワーク4割、現場6割くらいの感覚です。いつも新鮮な気持ちで働けています。
佐々木さん:この仕事は自然の中が現場です。商品として出荷するまでに長い時間がかかりますが、自分たちが今植えている木は次の世代の資産です。その意味では非常にやりがいを感じます。自分のプライベートも充実させながら、朝から体を動かして、夕方には帰る。そんなメリハリのある生活が送れる点も魅力だと感じます。ぜひ一緒に働きましょう。