「ユースエール認定企業」インタビュー

  • 製造業
  • 2019.05.31

右:三戸聖子さん(管理部総務課主任) 左:立場秀史さん(2018年入社)


山口県防府市。瀬戸内海に面し、様々な企業の工場が立ち並ぶこの街に、PET樹脂の開発・製造・販売で大きな成長を成し遂げている株式会社ポリエステルプロダクツ様の工場はあります。2005年10月の創業時には68名だった社員数も、今や200名を超えるほどに。事業規模、会社規模とも順調に拡大を続ける同社は、採用活動やユースエール認定の取得をどのように考えているのでしょうか。若手社員は何に魅力を感じて働いているのでしょうか。今回は、採用活動を担当している管理部総務課の主任三戸聖子さんと、入社2年目の若手社員の立場秀史さんに登場いただき、それぞれの質問に答えてもらいました。


採用担当に聞きました
―はじめに、会社の成り立ちや事業について詳しく教えてください。

私たちの会社は、総合容器メーカーである大和製罐株式会社の関連企業として14年前に誕生しました。カネボウ合繊株式会社の高分子事業部から受け継いだポリマーテクノロジーと大和製罐の総合容器メーカーとしての技術力を融合させ、現在はペットボトルや化粧品容器、スマートフォンのカメラレンズといった日常生活の様々な製品の材料として欠かせないPET樹脂の製造、販売、研究開発などを行っています。


―会社として、どのような強みを持っているのですか?

工場の規模は決して大きいほうではありませんが、だからこそ、お客様の細かなニーズにも応えることができる柔軟な体制が整っています。たとえば、「もっと低い温度で溶けるPET樹脂を開発できないか」「特定の薬品に対しての耐性を高められないか」といったお客様からの要望に対し、試作に試作を重ねながらカスタム製品を開発することができる点は当社の大きな強みではないでしょうか。



—ユースエールを取得するきっかけと効果を教えてください。

日頃から採用活動でお世話になっているハローワークの担当者様からの勧めでユースエールのことを知りました。当社の場合、社員数が200名を超えていたこともあり、勤怠管理のデータをまとめる作業は苦労しましたが、結果、会社として以前よりも社員全員の勤務状況を細かに気にかけるようになりましたね。最近では毎月、社員の皆さんが満遍なく有給を消化するよう、メール等で休暇取得を促したりもしているんですよ。


―ユースエールは採用活動にも活用されているのですか?

そうですね。正直、まだユースエールのことを知っている学生は少ないですが、合同説明会などでユースエール認定マークの記された旗を掲げていると、「ユースエール企業って、どんな企業なんですか?」と質問してくれる学生は結構増えましたね。そういう意味では、当社に興味を持ってもらうきっかけの一つとして大いに役立っていると思います。さらに、山口県内でもまだ取得している企業が少ないため、PRポイントの一つになっているのではないでしょうか。


―ちなみに、入社してきた若者はどのように育てているのですか?

当社では理系卒者に対し、研究開発、設備関連、生産現場の大きく3つの仕事があります。しかし、どの仕事を極める場合も、最初は必ず工場で三交替勤務を経験してもらうようにしています。やはり、ものづくりの現場の大変さを全員に知っておいてほしいんですよね。ちなみに、三交替勤務を経験したのちは各部署の実習を経て、本配属に。そこからは当社の規模ならではのスピード感を持って成長していくことができると思います。



―たとえば、どのように成長していくのですか?

研究開発に従事する若手社員であれば、入社1年目の比較的早い段階から自分の研究テーマを担当してもらいます。当然、先輩社員がサポートには付きますが、担当テーマに関しては主体的に動いてもらいます。1年目からいきなり大手化学メーカーとの共同研究で出張する若手社員もいますし、彼ら彼女らも成長を実感しながら働くことができるのではないでしょうか。だからこそ、当社で働く場合、何事も失敗を恐れず、チャレンジしてほしいですね。開発や現場の改善のアイデアも、もっともっと出してほしい。現状維持が一番ダメだと思います。


―最後に、これから入社してくる若い人にメッセージをお願いします。

PET樹脂は、ものすごく裾野の広い素材です。素材の質が高まれば、機能や製品の質も高まり、最終的に利用する人々の生活の質も高まる。そうした影響力の大きな仕事に挑戦してみませんか。とくに、私たちは今後、より付加価値の高い素材の開発に力を入れていきます。皆さんの手で新しい素材を開発してください。また、当社は非常にアットホームな職場だと思っています。会社の規模や知名度だけで判断せず、ぜひ、職場を見てから判断してください。OB訪問もいつでもお待ちしています。




若手社員に聞きました。
―ベルポリエステルプロダクツに入社を決めた理由は?

大学時代は理学部に所属し、細胞の中をより見えるようにする技術を研究していました。就職活動の軸は、地元企業×化学の知識を活かせる企業。山口県の企業が集まるイベントに参加し、当社のことを初めて知りました。当然、社名は聞いたことがありません。だけど、化学の知識は生かせそうだし…と思い、とりあえず会社に連絡を入れました。すると、工場見学に招待され、当日は私一人だったにも関わらず、しっかり対応してくださいました。さらに、工場で何トンもの製品が製造される現場を見て、そのスケールに圧倒されましたね。研究開発の仕事内容も、私自身が望んでいたものと合致したので、入社を決めました。



―入社1年目の仕事を振り返ると?

最初の半年は研修期間でした。6月いっぱいまではいろいろな部署を見て回り、会社のことを広く理解することができました。それから、工場の三交替勤務も経験。初めての夜勤は眠くて、眠くて(笑)。でも、ものづくりの現場の大変さを改めて知ることができたのは良かったです。7月からは研究開発の部署に仮配属に。教育担当が付いてくださると同時に、早速、「特定薬品に対する耐性の強い樹脂を開発せよ」という研究テーマも付いてきました。基礎的な研究開発の進め方を学びながらも、自分自身で試行錯誤できる毎日は楽しかったですね。しかも、3ヶ月後の10月に経営層に向かって各自がテーマに関する発表を行うという目標もあったので、モチベーションも上がりました。


―いきなりの発表ですか。結果はどうだったのですか?

結果はボコボコでした(笑)。でも、自分で資料を作り、みんなの前でプレゼンした経験はきっとこの先の仕事につながると思います。ちなみに、現在はまた新しいテーマの研究に打ち込んでいます。と同時に、たとえば、製造現場でトラブルが起こった時などに、その原因を見つけて対策を講じるのも、私たち研究開発職の仕事。現場の社員からの信頼を少しでも高められるよう、どんなトラブルも解決できる力を身につけたいですね。



―最後に、改めて、この会社で働く魅力を挙げてもらえますか。

先ほどの話と重なりますが、入社1年目から研究テーマを持たせてもらえるのはうれしいですね。自分のテーマなので、より主体性を持って研究に臨むことができます。あと、扱っている素材の身近さも魅力です。入社して半年くらいすると、スーパーやデパートなどでついPET樹脂の容器を手にとって裏側を見てしまうんですよね(笑)。こうした日常と暮らしとの接点がある点も気に入っているところです。あとは、やはり働く環境は恵まれていると思います。同世代の社員も多いし、サポートしてもらいつつ仕事も任せてもらえるし。若い人が活躍できる土壌がしっかり根付いていると思います。


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