「ユースエール認定企業」インタビュー

  • 生活関連サービス業・娯楽業
  • 2019.05.31

左:風間元さん(代表取締役社長) 右:石橋由紀さん(2015年入社)


渋谷区恵比寿にオフィスを構えるステップワールド様は、美容関連商品を中心にこれまでに100アイテム以上を開発・販売してきた会社。自前の通販サイトに加え、自社で経絡エステティックサロンも運営するなど、お客様との直接のコミュニケーションを大切にしている会社です。今回は、代表を務める風間元さんとエステティックサロンで働く石橋由紀さんの2名にインタビュー。ユースエール取得までの経緯や職場環境の魅力について語ってもらいました。


経営者に聞きました
―はじめに、御社の事業内容や特長について教えてください。

もともと、私自身は父親の経営する漢方の輸入販売代理店を手伝う形で入社しましたが、2003年頃から健康食品のECサイトの運営を開始し、その後、自分たちでサプリメントや化粧品、ドリンクなど、様々な美容関連商品を企画するようになり、開発から卸し、ECサイトでの販売まで一貫して携わる体制を築いていきました。やはり、お客様との直接の接点があることは大きいですね。実際の感想を聞くことができますし、そうして集まった声をもとに次の商品の企画にもつなげることができます。さらに、2015年3月にはオフィスのある恵比寿に経絡エステティックサロン『Uruhashi(うるはし)』を、新たなお客様との接点としてオープンさせました。おかげ様で、連日予約で埋まり、サロンとしても高い人気を誇っています。


―ユースエール認定を取得しようと思ったきっかけは何ですか?

2003年に現在の形で事業をスタートした時は私自身も若かったですし、一緒に働くメンバーも20代が中心でした。しかし、会社の成長とともに、社内の平均年齢も上がり始め、企業の存続を考える上では若手の採用が欠かせないという状況になっていきました。ただ、採用市場の中で、私たちのようなさほど規模の大きくない会社が求職者にアピールすることは簡単ではありません。何か、自分たち以外で公的に会社の魅力を伝えられる手段がないかと探し、ユースエール認定にたどり着きました。



―取得する上で苦労したことなどはありますか?

そもそも私自身、大学を卒業して入社した住宅販売会社で過労が原因で体調を崩した経験があります。だから、自分が会社を経営する際は、絶対に社員の無理な働き方に頼らないですむビジネスモデルを確立させようと考えていましたし、ユースエールを取得する前から残業の少ない働きやすい職場づくりを目指していました。現在の当社は、所定の勤務時間内にしっかり集中して仕事を終わらせる雰囲気があります。さらに、その一方で仕事とプライベートは分けつつも、歓送迎会の際は全部署に声がけをするなど、会社全体の一体感もある職場だと自負しています。


―ユースエールを取得したことによる効果を教えてください。

コーポレートサイトに掲載したり、説明会や面接でアピールしたり、現在は採用活動を中心に活用しています。体感ではありますが、応募数の増加など、非常に手応えはありますね。また、取得に苦労することはありませんでしたが、認定を受けるプロセス自体が自分たちの職場環境を見つめ直すとても良い機会になりました。



―では、若手社員が増えたことによる効果は何ですか。

私たちの事業内容を考えると、お客様と年齢の近い若手スタッフは即戦力です。SNSによる広報を任せたり、商品の感想を聞いたり、入社後すぐ活躍するスタッフも少なくありません。さらに、最近の若い人は勉強熱心ですよね。目的意識も高い。若い人が入ることで会社全体の雰囲気にも活気が出ますし、何よりこれまでプレーヤー意識の強かった中堅社員たちがマネージャーとして成長するきっかけづくりにも貢献してくれています。


―御社で働くことで得られるやりがいや魅力を教えてください。

通販事業は、これまで国内を中心に販売を展開してきましたが、ここ数年、中国や台湾といったアジア圏のお客様からの引き合いが増えています。自分たちが企画から携わった商品が世界デビューを果たす可能性も大いにあります。加えて、すでに当社では5名の外国人スタッフも採用するなど、インターナショナルな刺激を受けながら働くことも可能です。また、エステティックサロンに関しては、高いリピート率を誇る施術を学ぶことができますし、何よりゆとりを持って働けることで、お客様に質の高いパフォーマンスを提供できるのではと考えています。



―最後に、これから入社してくる若者にメッセージをお願いします。

どのポジション、どの職種でも、当社では言われたことだけでなく、プラスαの味付けをしてほしいと思っています。どんな些細なことでも構いません。通販事業もサロン事業も、みんなでアイデアを出し合い、一緒に事業を大きくしていくことができたらと思います。それに、せっかく仕事をやるからには、心から楽しんでほしい。ぜひ、みんなで成長していきましょう。




若手社員に聞きました
―この会社に入社しようと思ったきっかけは?

大学時代は体育の先生を目指していました。でも、教えるより、ケアすることに興味が湧き、セラピストの道へ。前職では指圧サロンで働いていましたが、より良い職場環境を求めて転職活動をすることにしました。当社の運営する『Uruhashi(うるはし)』はオールハンドの技術の高さにまず惹かれましたね。さらに、働きやすそうな職場だなと思えたことが、当社を受けた大きな理由です。実際、休憩も有給もしっかり取ることができますし、入社前の印象通りの職場ですね。


―現在の仕事内容とやりがいを教えてください。

現在は、東洋医学をベースにした経絡エステティックサロン『Uruhashi(うるはし)』のセラピストとして働いています。日々の仕事は、疲れた方、癒しを求めてくる方の心身のケア。「ありがとう」のすぐそばで働けることが、一番のやりがいです。「ここに来るために、仕事をかんばったよ」とお客様に言っていただけた時などは、人の役に立つ仕事ができていると実感できます。また、お客様一人ひとりとどのように向き合い、どんな会話で気分をほぐしてあげられるかと考えるのも、私たちの大切な仕事。難しくもありますが、うまくいった時の喜びも大きいですね。



―この会社で働く魅力と、今後の目標を教えてください。

まず、みんな仲がいいですね。「手から伝わる温もりを大切にする」という理念の通り、温かい職場。全員から温もりを感じますし、チームで働いている感覚の強い職場です。それから、若いスタッフにも「何をやりたい?」「どうすれば良くなると思う?」など、意見やアイデアをとても聞いてくれる点も魅力だと思います。今後の目標は、「また行きたい」とお客様に思ってもらえる施術と会話をしっかり自分のものにすること。その上で、後輩に教える役割も果たせればと思うのですが、教える方が100倍難しいですね(笑)。


―最後に、就職・転職を考えている若い人たちに一言いただけますか?

やりたいことや会社選びの芯はブラさず、その上で、いろいろな業界や会社、職業を見て回ってほしいと思います。また、接客の仕事は、ゆとりを持って働ける環境かどうかも重要です。自分自身に余裕がないとお客様にも満足ゆく接客はできないと思います。「とりあえず、どこか受かればいいや」ではなく、目標を持って就職活動に励んでみてください。


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