―雇用管理や人材育成についてはいかがですか。
雇用管理につきましては、一人ひとりに合わせた多様な働き方のシステムを取り入れております。当社はパートタイマーや、定年後の継続雇用、子育て中の方、それぞれ多くいます。例えばパートさんなら、働く時間を決めてもらって8時から30分刻みで自由に出勤時間、退社時間を選べるようにしています。その人のワークライフバランスに合わせた就業形態を採っております。
定年後の継続雇用では個別面談をして、例えば余暇を楽しみたい方は時短するなど、その人に合わせて柔軟に対応しています。
―有休休暇等についてはいかがですか。
製造業ではなかなか休みが取りづらいというところもありますが、当社は生産性を上げてカバーできる体制を整えています。
もちろん適材適所はありますが、マルチプレイヤーとしていろんな作業を一通りできるように、誰かが休んだときに代われるように、支え合いの精神で臨んでいます。
―人材育成についてはいかがですか。
外部の方を呼んで、生産性を上げるための研修を受けたり、ハローワークの方にお願いして講習を行ったりしています。外部環境が厳しいためやっていない時期もありましたが、最近は新卒の方も入りましたので、人材育成にきちんと取り組んでいく予定でいます。
―御社の雇用管理の基本はどこからきているのでしょうか。
先代社長の考え方ですね。「人は資本、従業員を大切に」とよく話されていました。社員は家族同然ですから。会社に勤めてもらうということは、その人の人生にとって大きな意味を持つことです。従業員を大切にすることが、また会社にとってもいいことをもたらしてくれるものと思います。